アルメイダ劇場のヒット作「メアリー・ステュアート」のウェストエンド上演が決定

2016年の話題作『メアリー・ステュアート」がウェストエンドへ場所を移して上演されることが発表された。
英国演劇界の寵児ロバート・アイク演出の話題作、アルメイダ劇場で昨年12月から今年の1月にかけて上演され、チケット完売の好評を博した「メアリー・ステュアート」が2018年1月からウェストエンドのDuke of York劇場に場所を移して期間限定で上演される(1月18日~3月31日)。

アルメイダ劇場は2013年から指揮を執る芸術監督ルパート・グールドの古典戯曲の現代化上演の方針が功を奏し、ヒット作品を連発。その多くをウェストエンド上演へと導いている。その成功の一翼を担っているのが昨年、2016年のオリヴィエ賞優秀演出家賞に輝いているアイク。デジタル世代の観客を驚かせる映像視覚効果と現代口語、今時の衣装で今まさに身近に起きている話として観客へ訴えかける。
ドイツ人劇作家フリードリヒ・シラーが18世紀末に発表した「メアリー・ステュアート」は16世紀のスコットランド女王メアリー・ステュアートと彼女の異母妹であるイギリスとアイルランドの女王エリザベス1世との生涯を綴った戯曲。政治、宗教、権力争いに翻弄され続けた同年代の二人の女王、一人は絶対権力を、そしてもう一人は断頭台の露と消える運命を課せられる。

Neon sign of Theatre

Juliet Stevenson(ジュリエット・スティーブンソン)とLia Williams m(リア・ウィリアムズ)がコイントスにより日によって二つの役−メアリーとエリザベス−を代わる代わる演じるという趣向の本舞台、2018年年明けはウェストエンドでこの超話題作を楽しんでみるのはいかが?