今世界で最も注目を集めているベルギー人演出家Ivo van Hove (イヴォ・ヴァン・ホーヴェ)の英国ナショナルシアターデビュー作品、2016年12月世界初演の「ヘッダ・ガブラー」の英国ツアーのキャストが発表された。
ヘンリック・イプセンの代表作で、気位の高いヘッダが結婚に関しての計算高さとそれに伴う失望、さらには周りにいる人々への嫉妬心から自らの破滅をもたらす物語「ヘッダ・ガブラー」の中心人物は世界中の女優がいつかは演じてみたいと願う役。12月の公演ではドンマーウェアハウスの「欲望という名の電車」で2010年にオリヴィエ賞、助演女優賞に輝いたRuth Wilsonがヘッダを演じ大好評を博した。今回の国内ツアーでは注目の若手女優Lizzy Watts(チチェスターフェスティバル劇場「Strife」、グローブ座「真夏の夜の夢」、テレビシリーズ「The Durrells」などに出演)がその大任を引き継ぐことに。
この現代版「ヘッダ・がブラー」の脚本を手がけたPatrick Marberは「この作品を通してIvo van Hoveと一緒に働くことが出来たのは大きな喜びだった。今回の英国ツアーでさらに多くの人がこのvan Hoveの傑作に出会うことを楽しみにしている。」とコメントを寄せている。