演劇界最大のイベント、エジンバラ演劇祭の2017年ラインナップが発表されました。毎夏スコットランドのエジンバラで盛大に行われる演劇祭は今年70回目の記念の年を迎えます。今年は8月4~28日に、フリンジフェスティバル、ブックフェスティバル、アートフェスティバル、エジンバラ城でのミリタリータトゥーなどと同時に開催されます。
演劇作品ではスコットランドとトルコの国際共同制作作品「Rhinoceros(犀)」、LondonのOld Vic 劇場とエジンバラ国際演劇祭チームが、英国が誇る劇作家(演出家でもある)アラン・エイクボーンの傑作を手がけた「The Divide」2部作(アナベラ・ボルトン演出)、元ダブリンGate Theatreの芸術監督でベケット芝居に精通したマイケル・コルガンが手がけるベケット代表作「Krapp’s Last Tape (クラップの最後のテープ)」、エジンバラの人気劇場、トラヴァース劇場躍進の立役者で現グラスゴー市民劇場の芸術監督ドミニク・ヒルが演出に当たる古典の新たな翻案劇(Zinnie Harrisによる)「Orestia:This Restless House」ー昨年グラスゴー市民劇場で上演され好評を博した作品ーなどなど、70回の節目はスコットランドの地元の劇場を柱に古典の現代戯曲化上演をプログラムの中心に構成にしたとのこと。その他にも日本でもおなじみのティム・エッチェルス率いる実験演劇集団 Forced Entertainmentの「Real Magic」 なども見ることが出来る。
その他のジャンルー音楽、オペラ、ダンスなどなどについては第二弾のエジンバラニュースで紹介します。
詳細は http://www.eif.co.uk/