国連が2009年から提唱している世界海洋デーというのをご存知だろうか。毎年6月8日と定められているこの世界海洋デーは、年々汚染が進み、その環境が刻々と変化している世界各地を流れる海洋水の状況改善を目指してみんなで海のことを考える日となっている。
そんな世界海洋デーの6月8日を含む6月1日~6月8日の期間、今年から新たに開催されるのが「海のSDGs映画祭2024」。
このところよく耳にするので気になっているものの、どうやって関われば良いのかよくわからない海に関するSDGs(持続可能な開発目標)について、さまざまな視点からSDGsが目指すところ、そして今地球で起こっている海洋問題について知ることのできるラインナップとなっている。
上映作品(6本)
*オーシャンズ(吹替版)— 鯨など海に住む生物たちの生態を絶対的な映像美で描きだした海洋ドキュメンタリー。
*不都合な真実2(吹替版)— アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「不都合な真実」の第2弾。その後、地球はどうなっていったのか。
*ビューティフル アイランズ — 地球温暖化により海に沈みゆく島、ツバル、イタリアのベニス、アラスカのシシマレフ島に暮らす人々の様子を映したドキュメンタリー。
*マイクロプラスチック・ストーリー(吹替版)— プラスチック汚染について学んだニューヨークの小学生たちが起こした活動を追ったドキュメンタリー。
*プラスチックの海 — 海洋汚染を扱ったドキュメンタリー。年間800万トンも捨てられるプラスチックごみはやがて食物連鎖の一部となることに。
*アクアマン(吹替版)— 米国DCコミックスが原作、アクアマンが主役=ヒーローのアクション大作。
青山の国連大学アネックス・スペースと渋谷のヒューマントラストシネマ渋谷で6月1日〜8日の間に日替わりで上映される映画6作品のほかに関連イベントとして、未就学児〜小学生のキッズ、そして中学生〜19歳のティーンズを対象に事前に公募した「海」をテーマにしたシートフィルムコンテストの受賞者の発表とセレモニー、海洋プラスチックごみをリサイクルした素材のTシャツに絵を描いて自分だけのTシャツを作ったり、ペットボトルキャップをリサイクルしたビーズでストラップを作る「ZOZOと学ぶSDGsワークショップ」、SDGsのスペシャリストを招いてのシンポジウムも開催される。