コロナ禍で中止となったスコットランドの、…いや英国演劇界の夏の風物詩エディンバラ・フェスティバル。
EIF(https://www.eif.co.uk/) Edinburgh International Festival)は2020年夏に楽しめるフェスティバルということで、「The Ghost Lights」と銘打ったフェスティバルを8月の1ヶ月間開催。エディンバラ市内での屋外コンサートの他、海外からも多くの新作ショートフィルムやアーカイブがオンラインで楽しめるようになっている。
一方、例年だと世界各地から参加者が集まり3,000以上の演目が昼夜を問わず上演され続けてきたフリンジの方はどうなったのだろうか、ということでフリンジの状況をチェックしてみた。
するとフリンジ部門も「SHEDINBURGH Fringe Festival」と名前を変え — Shed(物置小屋)でのエディンバラフリンジ — しっかりと今年ならではのフリンジフェスを開催中だということがわかった。
少人数(主にソロ)の演劇、詩の朗読、ミュージック、コメディなどバラエティに富んだオンラインプログラムがラインナップにあがっている。基本的にライブパフォーマンスのストリーミングが中心なので、観客(視聴者)は£4.00(約560円)〜のチケット(最低金額が£4.00でその他に任意で寄付額を上乗せするというシステム)を購入してその日限りの上演をスクリーンの前で鑑賞するということになる。
日本の演劇人におなじみの実験演劇の旗手Tim Crouchの処女作「My Arm」が8月28日(金)19:30-(GMT)に、また9月5日(土)19:30(GMT)には日本で2016,18年に日本で翻訳上演され好評を博したイラン人ナシーム・スレイマンプールの代表作「Whit Rabbit Red Rabbit (白いウサギ、赤いウサギ)」が上演される。
今年の夏は自宅でエディンバラフェスティバルを楽しもう。