サミュエル・ベケット(Samuel Beckett)による不条理劇の傑作「ゴドーを待ちながら(Waiting for Godot)」の舞台が日本で、ゴドーを待ち続ける浮浪者二人ヴラディミールとエストラゴンが日本人だったら。ついでに他の登場人物、ポッツォもラッキーも、伝言を告げる少年も日本人だったら。
日本の土壌、文化を背景にゴドー(本作ではヘモロゲさん)を待つ市井の人々の、待ち続ける思い、彼らの思惑を笑いと不条理と、資本主義への皮肉で探る、日本版ゴドー待ち「だいこん・珍奇なゴドー」が3月15日から下北沢のスズナリで幕を開ける。
鉄割アルバトロスケット主宰の戌井昭人が流山児事務所に書き下ろした世界名作戯曲の翻案戯曲シリーズ第二弾。前作のゴーリキーの「どん底」に続いて、流山児祥事務所ならでは、スピード感あふれる歌あり、笑いありオリジナル楽器による演奏ありのカラフルな舞台を見逃すな。
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