People are wondering on the High Street in Edinburgh

2021年のエジンバラ・フリンジはどうなる?

Performance posters on the wall in Edinburgh
(c) N Tanaka

英国スコットランド、エジンバラの夏の風物詩、世界最大級のアートフェスティバル「エジンバラ・フェスティバル」。舞台、ストリートパフォーマンス、音楽、映画、アートetc.と多岐にわたって開催されるフェスティバルの中でも訪れた人々が最も身近に感じ、実際参加するのがフリンジ。朝から晩まで、子供向け、家族向けの演目、夜のコメディ・スタンダップ・トークショーと街の至る所で上演されているフリンジには毎年日本からの参加の勇士も目にすることができる。

70年以上の歴史を誇るそんなフェスティバルも2020年はコロナ禍により大幅変更を余儀なくされ、(もちろん)初のオンライン中心のフェスティバルを開催した。

ワクチン接種が順調に進み、夏頃には段階的な劇場再開(最初は観客人数を制限したり、または屋外での上演から始めたりしながら全面再開を目指す)の目処がついてきた英国。そんな中、この夏のエジンバラ・フェスティバル・フリンジはどのようなものになるのだろうか。

1月末の段階では8/6-30という日程での開催を発表するも、それがライブ上演になるのか、それとも昨年同様にデジタル上演になるのかは、まだ未定としていた。

昨日、フリンジが現段階での今年のフリンジ開催の詳細をアップデイト。

それによると、5/5から参加受付を開始したが、例年とは違った特別対応でコロナの状況にあわせ、臨機応変に対応していく予定だとしている。

例えば、コロナ前の例年だと今頃は早割りディスカウント(早い時期にヴェニュー(会場)をおさえ、手付金を払って、より自分の希望の会場、時間帯などを確保する。さらに早くその手続きをすませるほど早割りなどにより経費をおさえられる)などの関係で正式な申し込みが徐々に埋まりつつあるのだが、今年は早割引きシステム、そしてプログラム掲載情報の締め切りを排除して、今の時期でも8月のフリンジにどのような参加が適切なのか、それぞれの参加希望者にしっかりと考えてもらう方向で調整していく、と言う。

政府のコロナ対策自体、日々変更を続けている状態ということもあり、日々の変化にあわせてフリンジの開催形態、またそれぞれの団体の状況の変化も考慮して8月まで準備を続けていくということだ。参加者からの質問、相談にも随時丁寧に対応していくので、いつでもオフィススタッフに連絡を、と呼びかけている。—その対応の中にはオンライン参加希望者へのヘルプも含まれているので、オンライン希望者はどの劇場がどのようなオンライン対応をしているか、またどのような形式のオンライン配信が最適なのか(例えば、舞台からのライブ中継か、もしくは録画済みの作品の配信かなど)などのアドヴァイスがもらえるという。

国内のコロナの状況により、今年のフリンジ参加を検討、躊躇している場合はこちらにコンタクトしてアドヴァイスをもらうのも一計だ。

(問い合わせは mail: [email protected] もしくは 電話: +44 (0)131 226 0034 まで)

SHEDINBURGH Fringe フェスティバル開催